冬に気をつけたいカビの種類と対策
2025/01/31
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
冬になると気温が下がり、空気が乾燥するため、「カビは発生しにくい」と思われがちです。 しかし、実際には冬でもカビは発生し、室内環境によっては夏よりも深刻な問題になることがあります。
この記事では、冬に気を付けたいカビの種類、発生する原因、具体的な対策について詳しく解説します。
1. 冬でもカビが発生する理由
(1) 結露の発生
冬は外気温と室内温度差が大きくなり、窓や壁に結露が発生しやすくなります。 この結露によって、カビの発生に必要な湿気が供給され、特に窓枠や壁紙や家具の裏などでカビが繁殖しやすくなります。
(2)換気不足
寒い季節は窓を閉めることが多く、換気が不足しがちです。
(3) 暖房器具の影響
エアコンや加湿器の使用によって室内の湿度が上昇しすぎると、カビが発生しやすくなります。 また、石油ストーブやガスヒーターは燃焼時に水蒸気を発生させるため、換気をしないと湿度が上昇し、カビの発生リスクがあります。
2. 冬に発生しやすいカビの種類
(1) 黒カビ(クラドスポリウム)
黒カビは濃度が高い環境で繁殖しやすく、特に窓枠や浴室、キッチン周りなどで発生します。 アレルギーや喘息の原因になるため、こまめな掃除と換気が重要です。
(2) 青カビ(ペニシリウム)
食品や壁紙、畳などに発生しやすい青カビは、見た目が青緑色で、空気中に細胞子を撒き散らします。 古い家屋や湿気のこもりやすい収納スペースに多く見られます。
(3) 白カビ(トリコデルマなど)
白カビは木材や畳、布製品に発生しやすく、初期段階では見つけにくいのが特徴です。 進行すると木材を腐らせる原因にもなるため、早めの対処が必要です。
3. 冬のカビ対策―具体的な予防策と対処法
(1) 結露徹底する
窓の断熱:二重窓や断熱シートを活用する。
こまめな拭きとり:結露が発生したらすぐにタオルなどで拭きとる。
吸湿シートの活用:窓や枠壁際に吸湿シートを設置し湿気を吸収する。
(2)こまめな換気を行う
1日2回(朝と夕方)の換気:窓を5〜10分開けて空気を入れ替える。
換気扇を活用:浴室やキッチンでは、換気扇を回す時間を増やす。
(3)適度の湿度管理
室内の湿度を40〜60%に調整:加湿器を使用する際は、湿度計を見ながら正しく管理する。
除湿機や除湿剤の活用:特にクローゼットや押し入れは湿気がこもりやすいため、除湿機や除湿剤を使用する。
(4) 清掃を習慣化する
浴室やキッチンは定期的に掃除します:特に水回りはカビが発生しやすいため、週に1回程度は掃除するようにこころがけましょう。
カビ防止スプレーの使用:市販のカビ防止スプレーを利用し、発生しやすい箇所を予防する。
(5) 家具の配置を工夫する
壁との間に隙間を作る:家具を壁にぴったりつけると湿気がこもるため、5〜10cmほどの間隔を空ける。
定期的に実行して掃除:特にタンスやソファの向こうはカビが発生しやすいため、掃除の際に確認する。
4.もしもカビが発生したら?
(1) 早めに対処する
カビを見つけたら、とにかく早く除去することが重要です。 特に黒カビは繁殖が早いため、放置すると被害が拡大します。
(2)除去方法
アルコール(消毒用エタノール)で拭き取る:軽さのカビなら、アルコールを染み込ませた布で拭くだけで除去可能。
塩素系漂白剤(カビ取り剤)を使用する:頑固なカビには塩素系漂白剤を薄く使って、換気をしながら作業します。
木材や布製品のカビには重曹水:水100mlに対して重曹少なめじ1を混ぜ、スプレーして拭き取ると効果的です。
5. まとめ
冬は湿度が低いと思われがちですが、結露や換気不足によりカビが発生しやすくなります。 特に窓枠や壁紙、家具の裏などはカビが繁殖しやすいポイントです。
冬のカビ対策のポイント
〇結露を防ぐ(拭きとり・断熱シート)
〇換気をこまめにする(1日2回以上)
〇湿度を40〜60%に保つ
〇水回りや収納スペースの掃除を徹底する
〇カビを見つけたらすぐに除去する
寒い冬こそ、カビ対策をしっかり行い、快適な生活環境を維持しましょう。
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