建築豆知識~換気システム~
2023/01/07
ブログをご覧いただきありがとうございます。
カビトラブル解決・カビ取り・リフォームのカビバスターズ大阪の森でございます。
今回は、建築豆知識~換気システム(常時換気)~について簡単にメリット・デメリット、カビ被害が発生した時どのような事が起こるのかを解説します。
<その前に>
現在新築で建築される戸建・マンション等全ての建築物には換気システムが義務付けられおります。
その背景としては、主に建材や家具から発生する様々な有害化学物質が原因となって引き起こされるシックハウス症候群が問題となり、2003年に施行された改正建築基準法に24時間換気システムを設置する事が原則として義務付けられました。
因みに、我が家も2015年に戸建を建てましたが第3種換気システムが導入されております。
<第1種換気>
第1換気システムは吸気・排気共にファン等で強制的に空気を循環させるシステムです。
いわゆる全館空調のお家がこれにあたります。
【メリット】
外気・室内との負圧・正圧が起こりににくく設計通りの換気循環が行われる。
※全館空調の場合、吸気排気システム内にフィルタ設置によるアレルゲンカットや、室内を快適な温度で保つ機械が導入されております。
【デメリット】
ズバリ、導入コストが高い。
※全館空調の場合は、高気密・高断熱性能が必須条件の為施工コスト、空調システムの機器導入コストが高額。
【カビ被害の場合】
状況によりますが、漏水事故等で床下や壁内のカビ被害に気付くのが遅い場合は、カビ菌(真菌)を全館に循環してしまう為、被害が甚大化しやすい傾向にあります。
<第2種換気>
吸気口側にファンがあり室内が正圧になり、排気口へ空気が押し出されるシステム。
住居にはほとんど導入されてない空調システムですね。
分かりやすく言えば、宇宙機器や精密機器製造のクリーンルームがその様な換気システムになっております。
【メリット】
上記の様な、クリーンルーム環境を整える為には、コストパフォーマンスの良い換気システム。
【デメリット】
一般住宅では、室内との温度差のある空気を強制排気する為、結露等の問題を引き起こす。
※その為一般的に使用している住居は無いに等しいです。
【カビ被害】
上記の様な結露が様々な場所で起こり得る為、こちらもカビ被害が増大します。
<第三種換気>
こちらは最も普及している換気システムで、排気口にファンがついており負圧にする事により、吸気口から室内に空気が入ってくるシステムです。
※皆さんのご自宅も各部屋に吸気口がついていませんか?それはこの換気システムの吸気口ですよ。
上記の通り我が家もこの換気システムです。木造在来軸組工法の戸建はほとんどこの換気システムですね。
【メリット】
すやい(安い)コストパフォーマンスがとても良い。
負圧の為、湿気等が屋根裏や、床下に入りにくい。
【デメリット】
住空間とそうでない空間(屋根裏・床下)の気密性が保てていない場合は、ホルムアルデヒドや、防腐剤・防蟻剤等アレルゲンが住空間に侵入する可能性がある。
※余談ですが、我が家は高気密・高断熱を重視していなかったので一世代前の戸建に比べれば性能は良いのですが、夏は暑いし、冬は寒い典型的な戸建になっております。(笑)
【カビ被害】
床下の漏水事故によるカビ被害は、負圧になる為、ニオイ等では気付きにくい為被害が大きくなる恐れがある。
<まとめ>
カビ被害が起きてしまった場合は、第1種換気が被害範囲やアレルギー発生リスクは高いと考えられます。
あくまでカビ被害が発生してしまった場合のお話でありますので悪しからず。
カビトラブル解決・カビ取り・リフォームは我々カビバスターズ大阪まで何なりとご相談ください。
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