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名古屋市における床下カビ問題の実態と対策【完全ガイド】

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名古屋市における床下カビ問題の実態と対策【完全ガイド】

名古屋市における床下カビ問題の実態と対策【完全ガイド】

2025/04/05

名古屋市の床下カビ問題とは?原因・対策・リフォーム事例を徹底解説!

名古屋市の住宅で深刻化する床下カビの原因、健康被害、実際の事例、そして効果的な対策方法までを詳しく解説。カビ対策リフォーム業者の選び方も紹介します。

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
日常生活の中でこんなことにお困りの方はいませんか?

「最近なんだか家の中がカビ臭い…」
「床が少しふわっと沈む気がする…」
それ、もしかすると“床下のカビ”が原因かもしれません。

名古屋市に住んでいる方のあいだで、実はひそかに増えている住宅トラブル――それが床下のカビ問題です。見えない場所だからこそ気づかれにくく、気づいた時には大規模なリフォームや健康被害にまで発展しているケースも少なくありません。

名古屋の気候や住宅事情には、床下カビが発生しやすい“ワケ”があります。
本記事では、なぜ名古屋市で床下カビが増えているのか? という背景から、実際の被害事例・予防策・信頼できる業者の選び方まで、プロの視点でわかりやすく解説していきます。

あなたの家にも“見えない危険”が潜んでいないか、今一度チェックしてみませんか?
 

名古屋市の気候とカビ発生の関係

高温多湿の環境がカビを発生させやすい

名古屋市は日本の中部地方、愛知県の西部に位置し、太平洋側気候に属しています。夏は高温多湿、冬は乾燥しやすいものの、年間を通して湿気が問題となりやすい地域です。特に梅雨時期(6月〜7月)や台風の多い季節(8月〜10月)には、住宅の床下に湿気がたまり、カビが発生する原因となっています。

床下は空気の流れが悪く、風通しの悪い構造になっていることが多いため、一度湿気がこもると簡単には抜けません。特に名古屋市内の住宅密集地では、隣家との距離が近く、通気性に難があるケースも見られます。
 

カビの種類と床下に生えるメカニズム

床下で見られる主なカビには以下のような種類があります。

◆ クロカビ(Cladosporium)

クロカビは、その名の通り黒や黒緑色をしたカビで、住宅の床下や壁、窓枠、木材、コンクリートなどに広く繁殖します。表面が粉っぽく、煤(すす)のように見えるのが特徴で、古い家や結露の多い場所で特によく見られます。

このカビの怖いところは、アレルギー性が非常に高いことです。
クロカビの胞子は空気中に浮遊しやすく、吸い込むことで以下のような症状を引き起こすことがあります:

アレルギー性鼻炎(くしゃみ・鼻水)

喘息発作の誘発

皮膚のかゆみや炎症

慢性的な咳や喉の違和感

また、クロカビは木材を変色・劣化させるため、放置していると構造材の見た目だけでなく、耐久性にも悪影響を及ぼします。特に湿度が高く、通気の悪い床下では一度発生すると広がりやすいため、早期発見・除去が重要です。

◆ アオカビ(Penicillium)

アオカビは、食品や冷蔵庫の中でもよく見られるカビですが、住宅の床下でもかなり一般的に発生します。色は青緑〜青白く、綿毛状または粉状の見た目をしています。

アオカビの一部には、かの有名な「ペニシリン(抗生物質)」の元となる菌種もありますが、住宅内に発生するタイプのアオカビは、決して無害とは言えません。繁殖力が非常に高く、湿気が少しでもある場所で急速に広がるのが特徴です。

床下では、以下のような素材に発生しやすいです:

断熱材(グラスウールやスタイロフォーム)

木材表面

床下に落ちた布類やゴミ

ダンボール・紙製品(収納物)

アオカビの胞子を長期間吸い込むことで、慢性的なアレルギー反応や肺炎様症状が出ることも報告されています。カビ臭も強く、家全体に独特のニオイが充満してしまうこともあるため、床下にアオカビが出たら早めの対応が必要です。

◆ 白カビ(Aspergillus)

白カビは白〜薄いグレーの綿毛のような見た目をしており、床下の湿気が多い場所や結露が発生しやすい場所に急激に繁殖します。とくに湿度70%以上・気温20〜30℃の環境では爆発的に広がることもあります。

このカビは見た目が目立ちにくく、「ほこり」や「断熱材の汚れ」と間違われやすいのが厄介です。そのため、気づかないまま長期間放置され、住宅の広い範囲に繁殖してしまうケースもあります。

さらに、Aspergillus属の中には「アスペルギルス症」という深刻な呼吸器疾患を引き起こす病原性カビも含まれています。これは免疫力の弱い方や高齢者、乳幼児にとって非常に危険で、長期間の暴露によって肺真菌症(カビ肺)になることも。

また、白カビは木材だけでなく、コンクリートや石材にも根を張るため、除去作業には専門的な対応が必要となります。
 

そもそも、なぜ床下に湿気がたまるのでしょうか?
原因は一つではなく、いくつもの要素が重なっていることがほとんどです。

もっとも基本的な原因は、地面からの水分蒸発です。特に古い住宅では、防湿シートが敷かれていない、あるいは破れたりズレたりして機能していないことが多く、土壌から水分がそのまま床下に立ち上ってきます。名古屋市のように水はけの悪い粘土質の地盤を持つ地域では、これだけでもかなりの湿気が発生します。

加えて、雨水が床下に入り込んでしまうケースもよくあります。例えば、雨どいが詰まっていたり、庭の勾配が逆になっていて水が家のほうへ流れ込んでいたり、排水がうまくいっていないと、雨のたびに床下がぬかるみ、乾かない状態になります。基礎にひびが入っていれば、そこからじわじわと水が浸入することもあります。

また、結露も見逃せない湿気の原因です。冬場は外気と室内の温度差が激しくなり、断熱の不十分な床下では基礎コンクリートや配管に水滴が発生し、それがゆっくりと床下の湿度を上昇させていきます。この結露は目に見えづらく、静かにカビや木材の腐食を進行させるため特に厄介です。

そして、換気がうまくできていない住宅も多く見られます。床下換気口が不足していたり、設置場所が偏っていたりすると、空気の流れが止まり、湿気がこもってしまいます。基礎の仕切り壁に開口部がなかったり、北側に通気口がなかったりすると、一部の空間だけが「無風地帯」になってしまうのです。

また、配管からの微細な漏水や排水のトラブルも床下の湿度を上げる原因です。浴室やキッチン、洗面所などの真下にカビが集中している場合、配管の結露や漏れが発生している可能性があります。とくに築年数が経った住宅では、パッキンの劣化や配管のズレによって少しずつ水がにじみ出ているケースも珍しくありません。

さらに、床下に不要な荷物や断熱材の切れ端などが置かれていると、それ自体が湿気を吸い込んで、カビの温床になることがあります。特に布や紙、木材などは湿気をため込みやすく、気づいたときにはカビがびっしりと繁殖していることも。土の上に落ち葉やゴミが残っているだけでも、有機物をエサにしてカビが増えてしまうのです。

このように、床下の湿気の原因は多岐にわたり、それぞれが複雑に絡み合っています。「雨が降った後だけ」「夏場だけ」など、一時的に症状が出る場合でも、根本原因をたどれば複数の要素が重なっていることがほとんどです。

だからこそ、湿気対策は「原因を1つ解決すればOK」ではありません。防湿・換気・断熱・排水・点検のすべてをバランスよく考え、住宅ごとの構造や環境に合わせた多面的な対策が必要です。

名古屋市に多い床下構造の特徴

名古屋市の住宅は、戦後から高度成長期にかけて大量に建てられた木造住宅が多く、その多くは布基礎またはベタ基礎構造です。特に昭和30年代〜50年代に建築された住宅には以下のような特徴があります。

 防湿シートがない、または劣化している

名古屋市内で築30年以上の住宅では、防湿シートがそもそも施工されていないか、経年劣化により穴が空いていたり、ずれていたりするケースが多く見られます。

防湿シートは、本来地面から床下に上がってくる湿気を遮るバリアの役割を担っており、施工の有無で床下の湿度環境が大きく変わります。

特に以下のような状況では、防湿シートが効果を発揮できていない可能性が高いです:

床下の土が常に湿っている

雨が降った翌日も乾かない

カビ臭や結露が発生しやすい

古い家屋では防湿シートが土の上にむき出しで置かれているだけという例も多く、湿気とともに泥やカビが入り込み、逆にカビの温床になっていることすらあります。

 床下換気口が少ない

昭和期に建てられた木造住宅では、床下換気口(通気口)の数が足りていない、もしくは配置に偏りがあることが一般的です。

本来、床下には一定の間隔で通気口を設け、空気を対流させる設計が望ましいのですが、以下のような問題が多く見受けられます:

通気口が1面(正面)にしかない

北側や西側に通気口がない

通気口の前に植木やエアコン室外機などの障害物がある

そもそも基礎パッキン工法が採用されておらず、風が抜けない

これにより床下の一部だけが「無風地帯」となり、局所的に湿度が高まることで、カビやシロアリが集中して発生します。

また、新築でも高気密高断熱住宅では「自然換気が足りていない」ことがあり、機械換気システムの導入が必要になるケースも増えています。

 シロアリ対策が不十分

シロアリとカビは、セットで発生しやすいのが特徴です。

なぜなら、どちらも「湿気のある木材」が大好物だからです。つまり、床下にカビが繁殖しているということは、シロアリが好む環境がすでに整ってしまっている可能性を示しています。

名古屋市では特に、

ヤマトシロアリ(湿った木を好む)

イエシロアリ(水を運ぶ能力を持つ、攻撃的な種類)

の被害が報告されており、床下の換気不足・湿気・カビは、まさに彼らの理想的な棲家となります。

古い家では、過去に防蟻処理をしていても有効期間(約5年)をとっくに過ぎていることが多く、また施工の履歴が残っていないこともあります。シロアリ対策が不十分な状態で床下の湿気やカビを放置すると、木材の構造腐朽 → 床の沈み・傾き → リフォームの大規模化という負の連鎖に陥りかねません。

床下カビが引き起こす、見逃せない健康リスク

カビによる健康被害はさまざまなものがあります

 アレルギー症状(くしゃみ、鼻水、湿疹など)

床下に発生したカビは、目には見えない微細な胞子を空気中に放出します。この胞子が室内に入り込むことで、アレルギー反応を引き起こす人が少なくありません。

代表的な症状としては、「くしゃみが止まらない」「鼻水や鼻づまりが慢性的に続く」「目がかゆい」「肌に湿疹が出る」などが挙げられます。特に注意したいのが、「花粉の時期でもないのにアレルギー症状が出る」という場合。こうしたケースでは、カビが原因である可能性が非常に高くなります。

また、カビによるアレルギーは季節を問わず発症することがあり、家にいる時間が長くなる梅雨時期や冬季の暖房使用中に悪化することもあります。市販薬で治らない・繰り返すようなアレルギー症状がある場合は、まずは住環境の見直しが必要です。

 喘息や気管支炎など呼吸器系の悪化

カビの胞子は、非常に軽いため呼吸とともに簡単に体内に吸い込まれてしまいます。特に影響を受けやすいのが気管支や肺などの呼吸器系です。アレルギー体質の人はもちろん、もともと喘息や気管支炎の持病を持っている方にとっては、床下カビは大きなリスク要因となります。

具体的には、「咳が長引く」「息がしづらい」「夜間や明け方に咳が悪化する」といった症状が多く見られ、カビによる空気の悪化がこれらの不調を引き起こしているケースもあります。

また、健康な人でも長期間カビにさらされることで気管支が敏感になり、喘息を発症するリスクがあるともいわれています。名古屋市のような高湿度地域では、季節性の喘息ではなく通年性の呼吸器疾患に注意が必要です。

 シックハウス症候群の一因に

シックハウス症候群というと「建材や接着剤に含まれる化学物質」のイメージが強いですが、実はカビも原因物質のひとつです。

特に床下に発生したカビが、室内に設けられた通気口や隙間から入り込み、空気全体の質を悪化させることで、頭痛・めまい・吐き気・倦怠感などの症状が現れます。症状が出る人と出ない人の差が大きいため、「家族の中で自分だけが調子が悪い」「在宅時間が長い人ほど体調がすぐれない」といった状況も起こります。

特に、最近の住宅は気密性が高いため、カビの胞子や臭いが一度こもると外に逃げにくいのも問題です。家に帰るとすぐに頭が痛くなる、胸がムズムズする、息苦しさを感じる…といったことが続いている場合は、床下の環境も一度疑ってみるべきでしょう。

 慢性的な頭痛・倦怠感・集中力の低下

カビによる健康被害は、必ずしも「目に見える症状」として出るわけではありません。中には「なんとなくずっと体がだるい」「疲れが取れない」「頭が重い感じがする」といった非特異的な不調として現れることもあります。

これは、カビによって室内の空気環境が悪化し、自律神経に影響を及ぼすことが原因と考えられています。とくに在宅ワークや家事などで長時間家にいる人は、日中の集中力の低下やイライラなどの精神的な不安定さを感じることがあり、それが仕事や家庭生活に悪影響を及ぼすことも。

このような「原因不明の体調不良」が家族内で誰か一人だけに出ている、あるいは家を離れると調子が良くなるという場合、カビによる“空気の質の悪化を疑うことが大切です。

 子どもの免疫力低下・発育への影響

子どもは大人に比べて、免疫力や内臓の働きが未成熟です。そのため、カビのような環境的ストレスにも敏感に反応しやすく、症状が出るのも早い傾向にあります。

特に注意が必要なのが、

アレルギー体質の子(アトピー、喘息、鼻炎など)

乳幼児や未就学児

在宅保育中で長時間家にいる子ども

です。

床下に発生したカビが空気中に漂うことで、鼻づまり、咳、発熱を繰り返す、または「なんとなく元気がない」「食欲がない」といった目に見えにくい不調をもたらすこともあります。

さらに、子どもは床近くで過ごす時間が長く(ハイハイ、床遊び、布団で寝るなど)、大人よりもカビの影響を強く受けやすい生活スタイルにあります。親が気づかないうちに、毎日少しずつ体調が悪化している…ということも十分にありうるのです。

床下カビの点検方法と見つけ方

床下のカビは普段見えない場所にあるため、以下の方法で定期的なチェックを行うことが大切です

床下カビの見つけ方|自分でできるチェックポイント5選+専門点検

床下のカビは目に見えにくいだけに、「気づいた時にはもう広がっていた」というケースがとても多いです。しかし、日常のちょっとした観察や点検で、早期発見のヒントを得ることは可能です。

ここでは、一般のご家庭でもできるチェック方法から、専門的な診断までを具体的にご紹介します

 1. 床下点検口からの目視点検

ほとんどの住宅には、キッチンや洗面所、廊下の一角などに床下点検口(点検ハッチ)が設けられています。ここを開けて、懐中電灯を使って中を覗き込むことで、床下の状態を簡易的に確認することができます。

以下のような点をチェックしてみましょう:

木部に黒っぽい斑点や白い粉がついていないか

配管まわりが濡れていたり、結露していないか

土が濡れていないか、ぬかるんでいないか

断熱材が湿っていたり剥がれていないか

見える範囲は限られていますが、カビの兆候があるかどうかの初期判断には非常に有効です。

💡【注意】
カビが発生していても完全に乾いてしまっている場合は、見た目だけでは気づかないこともあります。鼻や感覚も頼りにしましょう。

 2. カビ臭(かびくさいにおい)の有無

「なんとなく押入れの奥のようなにおいがする」「湿った土のような、モワッとしたにおいがする」
このような場合は、床下にカビが発生している可能性がかなり高いです。

特に注意したいのは次のような場所です:

室内の角や、風通しの悪い部屋にカビ臭がする

雨の日や湿度が高い日にだけ強く感じる

外出先から戻ると、部屋に入った瞬間にニオイを感じる

この「かび臭さ」は、**カビの放つ揮発性有機化合物(VOC)**によるもので、目に見えなくても室内にカビの影響が出ている証拠です。

👃鼻は意外と正直です。とくに来客が「ちょっと変なにおいがする」と感じた場合は要注意。

 3. 床がぶよぶよしていないかチェック

床材の下にある木材(根太・大引きなど)が、カビや湿気で腐朽すると、床が“ぶよぶよ”と柔らかく感じたり、沈み込む感覚が出てきます。

次のような症状がある場合は要注意です:

床の一部がフワフワしている

歩くとギシギシ・ミシミシと音が鳴る

家具の足元が沈み込むような傾きがある

畳やフローリングの色が変わっている箇所がある

これは、カビによって木材の構造強度が失われているサインかもしれません。また、シロアリ被害と併発していることも多く、放置すると大規模な床下リフォームが必要になることも。

 4. 専門業者による床下カメラ点検

「目視だけでは限界がある」「見える範囲だけじゃ心配…」という場合には、床下点検を専門にしている業者によるカメラ調査がおすすめです。

最近では、専用の内視鏡カメラやスライドカメラで床下全体を360度チェックし、その場で動画や静止画を見せてくれる業者も増えています。

プロに任せるメリットは:

見えない場所(基礎の裏側、配管の奥)まで見てもらえる

湿気・カビ・シロアリなど複合的な問題の診断ができる

写真付きの報告書をもらえるので、他業者との比較にも使える

※名古屋市内では無料点検を行っている地元業者も多数あるので、気になる場合は一度相談してみると良いでしょう。

 5. 湿度センサーや温度計の設置

カビの発生に直結するのが「湿度」です。床下や室内の環境を数値で管理するために有効なのが、湿度センサーや温湿度計の設置です。

【床下に設置する湿度センサー・温度計の選び方と設置ポイント】

床下は普段出入りできない場所なので、以下のような条件に合うものを選ぶと便利です。

【1】長期間記録型データロガー(ロギングタイプ)

特徴:一定間隔で温度・湿度を自動記録。あとからパソコンやスマホで確認。

例:HOBOシリーズ(Onset社)/サトテック 温湿度ロガー/T&D製 データロガー

メリット:湿気が多かった日や時間帯がひと目でわかる。カビの原因分析に◎。

注意点:パソコン接続またはWi-Fiモデルの設定が必要。

【2】Bluetooth対応のスマート温湿度計

特徴:スマホで温湿度がリアルタイムで見られる(Bluetooth通信)。

例:SwitchBot 温湿度計/Govee 温湿度センサー

メリット:アプリで警告通知を受け取れる。安価&簡単。

注意点:通信距離(10〜20m程度)と床下での接続環境に注意。

【3】防水型のシンプル温湿度計(アナログ・デジタル)

特徴:単体で温湿度を測れる安価なタイプ(約1,000円〜3,000円)。

メリット:とりあえず湿気の傾向を知りたい人向け。耐久性も◎。

注意点:数値を読み取るには毎回点検口から覗く必要あり。

【設置する場所とポイント】

設置場所のおすすめ:

床下点検口のすぐ下(出し入れしやすく管理しやすい)

基礎の四隅(湿気がたまりやすいデッドスペース)

水回りの下(キッチン・浴室・洗面所)
 → 給排水の結露や漏水による湿気を検知しやすい

【設置時のポイント】

防水仕様 or 防湿カバーに入れる(電気機器は湿気に弱い)

地面に直置きしない(ブロックやレンガの上に置く)

複数台設置して場所ごとの湿度差を比較するのが理想

「湿度が60%以上を超える状態が続く」と、カビが繁殖しやすくなります。梅雨や夏場は特に注意が必要で、湿度が70%以上になる日が続くようであれば、除湿器の使用や床下の換気改善が必要です。

最近では、スマホと連動して警告を出してくれるスマート温湿度計もあり、手軽にカビ対策のモニタリングが可能になっています。

名古屋市内では年1回の床下点検を推奨する住宅会社も多くあります。

名古屋市での床下カビ対策工法

カビ対策には以下のような工法・設備が使われています

 1. 床下換気扇の設置|機械的に空気を循環させる

目的:自然換気だけでは不十分な床下の空気を、電動ファンで強制的に循環・排出することで湿度を下げる。

効果:

空気がよどむ場所をなくし、湿気・カビの発生を抑える

夏場・梅雨時期でも湿度管理しやすくなる

シロアリ予防にも効果あり

設置方法:

基礎の通気口にファンを取り付け、外部に向けて空気を排出

タイマーで夜間に停止、湿度センサーと連動させることも可能

通気バランスを考え、吸気口と排気口を組み合わせて設置

注意点:

設置数が少なすぎると効果が薄い

電源の確保が必要(100V)

冬季は逆に乾燥しすぎないよう調整が必要

 2. 調湿材の敷設|湿度を吸収・調整する

目的:床下の地面に吸湿性の高い素材(炭・ゼオライト・シリカゲルなど)を敷き詰め、湿度の上下を緩やかに調整する。

効果:

湿気の吸収・放出で床下の湿度変動を緩和

匂いの吸着効果もあり、カビ臭対策にも有効

吸湿と防カビが同時にできる素材もある(機能性炭など)

設置方法:

防湿シートの上に敷設(直接土の上に置かない)

土嚢袋タイプ・パネルタイプ・バラ撒きタイプなど形状も多様

一般的には1㎡あたり5〜10kg程度を敷設

注意点:

材料によっては寿命があり、数年ごとに交換が必要

敷き詰めすぎると通気を妨げることがあるため適量が重要

湿度が高すぎる場所では限界があるため、換気との併用が基本

 3. 防カビ・除菌剤の散布|カビの再発を防止

目的:すでにカビが発生してしまった床下に、防カビ・抗菌・除菌効果のある薬剤を散布して再発を防ぐ。

効果:

カビの根(菌糸)を除去し、空間を衛生化

アレルゲンとなる胞子を減らし、健康被害を抑える

カビ・腐朽菌・細菌の複合感染を予防

施工方法:

噴霧器または専用のスプレーガンで床下全体に薬剤を散布

木部・基礎・断熱材など、接触面をまんべんなく処理

消毒後は一定時間乾燥させてから作業完了

注意点:

市販のスプレーよりも、プロ専用薬剤(非揮発性・長期効果)が推奨

臭いが強いタイプもあるため、養生・換気を十分に行う

防カビ効果は半永久ではないため、定期点検が必要

 4. 防湿シートの施工|地面からの湿気を遮断

目的:地面から上がってくる湿気を物理的にシャットアウトするため、高密度の防湿フィルム(ポリエチレンシート)を敷設する。

効果:

土壌の湿気を遮断し、床下全体の湿度上昇を防ぐ

湿度が安定することでカビ・シロアリの発生リスクを大幅低下

調湿材や換気工法の効果を最大化できる

施工方法:

地面をならして整地後、防湿シート(厚さ0.1〜0.2mm)を全面に敷く

重ね幅を20〜30cmとり、テープで目張りして密閉性を確保

端部は基礎の立ち上がりまで立ち上げるのが理想

注意点:

不織布タイプや厚手タイプの方が破れにくくて長持ち

シートの上に施工する他資材(調湿材など)と干渉しないよう注意

地盤沈下・水たまりがあるとシートの下に湿気がこもるリスクあり

 5. ベタ基礎全面塗装|コンクリート面に防カビ塗装を施す

目的:コンクリート基礎表面に防カビ・防湿塗料を塗ることで、カビや水分の染み出しを防止する。

効果:

コンクリートの微細なクラックからの水蒸気放出を抑制

カビが付きにくい撥水コートを施すことで清潔性が保たれる

美観性も高まり、点検・保守がしやすくなる

施工方法:

乾燥状態の床下で施工(湿気があると塗料が定着しない)

ローラーまたはスプレーでコンクリート全面に塗布

乾燥時間を確保し、必要に応じて2回塗りで仕上げる

注意点:

湿度が高すぎる環境では施工できない場合もある

高価な材料を使う場合は、事前に施工保証を確認すると安心

施工後も換気との併用が必須。塗装だけでは根本解決にならない

 6. 基礎の補修・排水工事|雨水が入りにくい構造にする

目的:雨水の浸入や地盤からの水たまりによる湿気を防ぐため、外構や基礎に手を加えて排水性・防水性を改善する。

効果:

大雨・台風後の床下浸水や湿気のこもりを解消

雨どい・排水口の設計を見直すことで恒久的な湿気対策に

地盤が低い地域での湿気トラブルにも有効

施工方法:

外周部に暗渠排水(塩ビ管+砕石+透水シート)を埋設

基礎のひび割れにエポキシ樹脂などで補修を施す

勾配をつけて雨水を家の外側へ流す仕組みに整える

注意点:

地盤や外構工事の知識が必要なため、信頼できる業者に依頼を

地盤改良が必要なケースでは大規模工事になることも

水道・ガス管など地下埋設物との干渉に注意

名古屋市では、住宅の床下にカビが発生するトラブルが近年増加傾向にあります。とくに梅雨から夏にかけての湿気の多い時期や、台風による浸水の影響など、地域の気候特性が床下環境に大きく関わっています。

一見きれいに見える住宅でも、床下の見えない場所ではカビがじわじわと広がっていることがあります。その原因の多くは、地面から上がってくる湿気、防湿シートの不備、通気不足、構造的な問題など、住まいの基礎部分にあります。築30年以上の木造住宅では、床下換気口が不足していたり、防湿施工がされていないケースも多く、湿気とカビの温床となりやすい状況が整ってしまっているのです。

床下にカビが繁殖すると、見た目だけではなく、私たちの健康にも深刻な影響を及ぼします。くしゃみや鼻水、湿疹といったアレルギー症状から始まり、喘息や気管支炎、さらには倦怠感や集中力の低下など、日々の生活の質を下げる要因になります。とくに小さな子どもや高齢者にとっては免疫力への影響も懸念され、放置は禁物です。

床下の異変に気づくきっかけは、かび臭さ、床の沈み、点検口からの目視など、ささいなサインから始まります。また、湿度センサーやカメラによる点検を導入することで、より客観的に床下の状況を把握することもできます。

対策としては、床下換気扇による空気の循環、調湿材の敷設、防カビ剤の散布、防湿シートの施工などが代表的です。さらにコンクリート面への防カビ塗装や、外部からの浸水を防ぐ排水工事なども組み合わせることで、床下全体の環境改善につながります。

名古屋市のように湿気の多い地域では、ただカビを除去するだけでなく、「再発させない工夫」こそが重要です。定期的な点検と、住宅の構造に合わせた対策を講じることで、快適で健康な住まいを長く維持することができます。

見えないからこそ、早めに気づいて、しっかり守る。
それが、名古屋市の住宅における床下カビ問題への最も確実な向き合い方なのです。
 

名古屋市で床下のカビにお悩みの方へ――
その見えない不調、もしかすると“床下カビ”が原因かもしれません。

「なんとなくカビ臭い」「床がぶよぶよする」「家族の体調がすぐれない」。
そんな小さな違和感をそのままにしていませんか?
実は、名古屋市は湿度が高く、雨の多い地域特性から床下にカビが発生しやすい土地柄です。そして、一度カビが発生してしまうと、木材や断熱材に根を張り、放置すればするほど広がっていきます。

私たちカビバスターズ大阪は、そんな住宅の見えない部分に発生する「床下カビ」に特化したカビ取り専門業者です。大阪を拠点に、名古屋市や愛知県全域まで対応しており、床下の点検から除カビ・防カビ・再発防止リフォームまで一貫して行える体制を整えています。

当社が選ばれる理由は、大きく3つあります。
 

 1.専門性の高さ
当社では建築や環境衛生に詳しい専門スタッフが現場に伺い、専用の検査キット・測定機器で床下環境を可視化。目視ではわからないカビの存在も科学的に診断し、必要な対策をご提案します。

 2. 徹底したカビ除去と再発防止
「取って終わり」では意味がありません。
私たちは独自の防カビ剤を使い、床下木材や基礎に潜むカビ菌を徹底除去。その上で、換気改善・調湿材の設置・防湿シート施工など、住宅ごとの環境に合わせた対策を組み合わせてご提案しています。

 3.安心の価格とアフターサービス
事前調査・点検は無料対応。施工前に明確なお見積りを提示し、ご納得いただいてから作業に入ります。また、再発に備えた防カビ保証制度もご用意しておりますので、長く安心してお過ごしいただけます。
 

とくに、名古屋市内の築30年以上の木造住宅は、通気口が少なく、防湿処理が甘いケースも多く見られます。
「一度しっかり床下をチェックしておきたい」「健康面も心配だからプロに見てほしい」
そう思われた方は、ぜひカビ取リフォーム、カビバスターズ大阪にお気軽にご相談ください。

床下のカビは放っておくと、やがてシロアリ被害や構造の腐食にまでつながる恐れもあります。
「今」気づけたことが、何よりの第一歩です。
「見えない場所だからこそ、プロの目でしっかり点検を。」
あなたの大切な住まいと、ご家族の健康を、私たちが守ります。
 

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カビ取リフォーム

名古屋本社
〒465-0028
愛知県名古屋市名東区猪高台1-1301 タイコウビル1F
電話番号 : 0120-588-766

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東京営業所

〒141-0022

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カビバスターズ大阪

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【検査機関】

一般社団法人微生物対策協会

https://kabikensa.com/


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