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床下のカビが家をむしばむ!

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床下のカビが家をむしばむ!

床下のカビが家をむしばむ!

2025/04/04

床下のカビが発生するメカニズム

〜見えないところこそ要注意。家と健康を守る床下カビ対策〜

床下のカビはなぜ発生するのか

〜見えない湿気が家をむしばむメカニズム〜

カビはどこにでも発生する可能性がありますが、中でも注意すべきなのが「床下」です。
家の中でも最も見えにくく、最も湿気がたまりやすい場所である床下は、カビにとってまさに天国。しかも一度発生すると気づきにくく、じわじわと被害が拡大していきます。

では、なぜ床下にはカビが発生しやすいのでしょうか?
その理由を、環境要因・構造上の問題・暮らし方の観点から解説します。

1. 湿気がこもりやすい構造

床下がカビの温床となる最大の理由は、湿気が逃げにくい構造にあります。

昔の日本家屋は、風通しを重視した「高床式」に近い構造で、床下にも風が通りやすく、湿気が自然に抜けていました。しかし、現代の住宅は気密性・断熱性を重視するあまり、床下に湿気がこもりやすくなっているのです。

特に以下のような構造の家では、床下の湿気が深刻化しやすくなります。

基礎の通気口が少ない、または塞がっている

ベタ基礎で空気の流れが悪い

断熱材が湿気を閉じ込めている

床下に施工ミスがある(断熱材が落下している等)

このような状態では、いくら室内を快適にしていても、床下にはジメジメとした空気が溜まり続け、カビが発生しやすい環境が作られてしまいます。

2. 地面から上がってくる湿気

床下が土壌に直接接している場合、**地面からの湿気(地中水分)**が常に上がってきます。

特に以下のような条件が重なると、床下の湿度は急激に上昇します。

雨が続いた後

地盤が粘土質で水はけが悪い

近くに地下水脈や水路がある

湿度の高い地域に家が建っている

ベタ基礎であっても、コンクリートは完全な防湿ではありません。長年の間に水蒸気がじわじわとコンクリートを通過し、床下空間に湿気がこもるのです。

これにより、床下木材や断熱材に湿気が吸収され、カビが繁殖する原因になります。

3. 水漏れや雨水の侵入

カビの繁殖に「水」は欠かせません。床下に水が入り込むようなトラブルがあると、急激にカビが増殖します。

例えば、

給排水管からの水漏れ

雨樋の詰まりによる雨水の侵入

庭の水たまりが基礎に染み込む

外壁や基礎のクラックからの浸水

など、意外と見落とされがちな場所からも水は侵入してきます。特に築10年以上の住宅では、水回り配管の老朽化による見えない水漏れが発生しているケースも多く、気づかないうちに床下がびしょ濡れになっていることも。

水がある限り、カビは数日で一気に繁殖します。

4. 室内環境の影響

実は、暮らし方の影響も床下のカビに関係しています。

室内の加湿器を頻繁に使っている

冬場の結露がひどい

換気が不十分で、常に湿度が高い

このような環境では、床下にも湿気が伝わりやすくなります。暖かい室内と冷えた床下の温度差が大きくなると、床材の裏側や断熱材との隙間で結露が発生し、カビの温床になってしまうのです。

5. 換気不足

床下のカビ対策で最も重要なのは換気ですが、実際には十分な換気が行われていない住宅が非常に多く存在します。

特に、以下のような住宅では注意が必要です。

基礎の通風口が塞がれている(植栽・物置・ゴミなど)

床下換気口がそもそも設けられていない

床下換気ファンが故障している、または設置されていない

空気の流れがなければ、湿気は抜けません。風が通らない空間は常に高湿度の状態となり、カビが長期間にわたり定着しやすくなるのです。

床下は「湿気+密閉空間」がカビの温床

床下は普段目に見えない分、問題が起きても気づくのが遅れがちです。しかし、上記のような原因がひとつでも揃えば、床下はあっという間にカビだらけになってしまいます。

つまり、床下のカビは偶然ではなく、家の構造・立地・暮らし方が積み重なって発生しているのです。

 

床下カビの放置が招くリスク

〜「見えないから大丈夫」は大間違い!静かに進行するカビの恐怖〜

床下のカビは、家の中でもっとも気づきにくく、もっとも深刻な被害をもたらす存在です。

表面に見える壁紙のカビや、浴室の黒ずみなどは、目に入るため比較的早く対応されることが多いですが、床下のカビはそうはいきません。

「見えない」「音がしない」「ニオイも気にならない」そんな状況が長く続き、知らず知らずのうちに家全体に重大なダメージを与えているのです。

ここでは、床下カビを放置した場合に起こりうる5つの大きなリスクについて詳しく解説します。

1. 木材の腐朽・構造材の劣化

床下で発生したカビは、主に木材に繁殖します。カビ自体は木材を分解する力を持ち、長期間放置することで木材の繊維がボロボロに劣化していきます。

とくにカビとセットで現れるのが「腐朽菌(ふきゅうきん)」と呼ばれる菌類。これは木材のセルロースやリグニンを分解して、腐らせる性質を持っています。

このような状況になると、

床がきしむ、沈む

畳やフローリングが波打つ

床が抜けそうになる

といった、構造的なトラブルが起き始めます。

最悪の場合、土台や大引(おおびき)といった家を支える重要な構造部まで腐朽し、建物の安全性が著しく損なわれることもあります。

2. シロアリ被害の誘発

カビが生えた床下は、シロアリにとっても最高の環境です。

シロアリは湿気を好み、柔らかくなった木材を食害します。カビによって木材が腐り始めた部分は、まさに「シロアリにとって食べごろ」の状態。つまり、カビが出ることでシロアリ被害のリスクが飛躍的に上がるのです。

実際に、シロアリが発生している住宅の多くで、床下にカビや腐朽菌が確認されています。

シロアリは床下から柱、梁、壁、天井へと移動していき、気づいたときには家全体がボロボロに…。その修繕には数百万円単位の費用がかかることもあります。

3. 室内空気の汚染と健康被害

床下で発生したカビは、そのまま床をすり抜けて室内の空気にも影響を及ぼします。

カビの胞子は非常に小さく、空気中に浮遊しながら人間の呼吸器へと侵入します。特に以下のような症状がある方は、床下カビが関係している可能性があります。

鼻炎やくしゃみが止まらない

目や喉のかゆみがひどい

咳が出る、喘息が悪化する

肌が荒れる、アトピーがひどくなる

子どもが風邪をひきやすくなった

カビの種類によっては、**真菌症(しんきんしょう)**などの重篤な感染症の原因にもなり得ます。特に免疫力の低い子どもや高齢者、アレルギー体質の人にとっては、命にかかわるケースもあるため注意が必要です。

4. 室内のカビ拡大の原因に

床下のカビを放置すると、やがてその影響は室内にも現れます。

床下からの湿気が徐々に上がってくることで、

押し入れやクローゼットがカビ臭い

畳やフローリングが黒ずんでくる

壁紙の内側にカビが広がる

家全体がジメジメしている

といった状態に陥ります。

つまり、床下カビを放置することで、家中の湿気トラブルとカビ被害を招く“元凶”になるのです。こうなると、一部の対症療法だけでは意味がなく、大規模なリフォームが必要になることもあります。

5. 不動産価値の低下

床下カビがある住宅は、資産価値が大きく下がる可能性があります。

たとえば、売却時や査定の際に床下にカビや腐朽、シロアリの痕跡が見つかると、価格は数十万円〜数百万円単位で下落することも珍しくありません。

また、住宅診断(ホームインスペクション)でも、床下の環境は必ずチェックされます。その際に「床下湿気あり」「腐朽菌の繁殖あり」「構造材のカビ」といった指摘を受けると、買主の信頼を失い、契約が白紙になることもあります。

せっかく大切にしてきた家でも、「床下カビを放置していた」というだけで評価が落ちてしまうのは非常にもったいない話です。

床下カビは“沈黙の破壊者”

床下のカビは、表に現れないまま静かに、しかし確実に家と健康をむしばんでいきます。

家の構造を腐らせる

シロアリを呼び込む

室内空気を汚し、健康被害をもたらす

家全体にカビが広がる

不動産価値が下がる

このように、床下カビを放置することはリスクしかないと言っても過言ではありません。

「見えない場所だから大丈夫」ではなく、「見えない場所こそ、しっかり管理すべき」——

これが、家を長持ちさせるための基本です。

床下カビのチェックポイント

~見えないからこそ“気づく目”が大切。セルフ点検のすすめ~

家の中で最もカビが発生しやすく、なおかつ最も見落とされがちな場所——それが「床下」です。

床下のカビは、発生してもすぐに目に入ることがないため、気づいた時には被害がかなり進行しているケースも珍しくありません。そのため、日頃からサインを見逃さないことが非常に重要です。

床下カビの有無を判断するための具体的なチェックポイントをわかりやすく紹介します。あなたの家にも当てはまる項目がないか、ぜひ確認してみてください。

【1】におい・空気感からわかるカビのサイン

 家の中がなんとなくカビ臭い

玄関を開けた瞬間に「モワッ」としたにおいや、押し入れのような湿った空気を感じたら要注意。カビが繁殖している住宅の多くは、独特のカビ臭が室内にも漏れ出しています。これは、床下に発生したカビの胞子や菌糸が空気中に拡散している可能性があります。

特に、「雨の日や梅雨時期ににおいが強くなる」という場合は、床下の湿度が上がり、カビが活発になっているサインです。

クローゼットや押し入れの中がジメジメしている

湿気がたまりやすい収納スペースの空気が重く、布製品が湿っているような場合は、床下からの湿気が室内に上がってきていることがあります。

このような症状が出ている家庭では、すでに床下にカビが広がっている可能性が高いです。

【2】床・建具に出る物理的な変化

フローリングがきしむ、ペコペコする

床材がゆがんだり沈み込んだりする場合、それは床下の木材が劣化している可能性があります。カビが木材を蝕むことで、強度が低下し、支えきれなくなるのです。

見た目に異常がなくても、歩いた時に「ミシッ」「ギシギシ」と音がするようになったら、まず床下を疑いましょう。

畳や床が波打っている・浮いている

床の一部が盛り上がったり、逆にへこんでいたりする現象も、カビによる構造材の腐食が原因のことがあります。

床下の湿気やカビが進行すると、畳やフローリングが膨張・変形し、結果的に表面にも異常が現れます。

室内の壁紙にカビが発生している

壁紙に黒い点やシミのようなものができている場合、それは室内の問題だけでなく、床下の湿気の影響が壁にも波及している証拠かもしれません。

特に、壁の下部(巾木の周辺)に集中している場合は、床下のカビや湿気が上昇している可能性が高いです。

【3】床下点検口を使ったセルフチェック方法

住宅によっては、床下の状態を確認するための「点検口(てんけんこう)」がキッチンや洗面所の床に設けられています。

以下のようなポイントをチェックしてみましょう。

木部が黒く変色している

床下に見える木材の表面に黒・茶・白の斑点や粉状の汚れが見られる場合、それはカビや腐朽菌の繁殖跡である可能性があります。

表面に少しでも変色があれば、内部まで浸食が進んでいることも考えられるため注意が必要です。

 地面や基礎部分が湿っている

床下の土やコンクリート基礎が常に湿っている、あるいは水が溜まっている場合は、地面からの湿気が相当上がってきている証拠です。

この状態が続くと、カビの発生はほぼ確実と考えてよいでしょう。

金属部品にサビが出ている

配管、束石、金具などにサビが発生している場合、それは湿気が高く結露が起きている証拠です。カビも同じく湿気に強く反応するため、サビの発生はカビ環境のバロメーターとも言えます。

【4】暮らしの変化・家族の健康被害

アレルギーや咳が慢性的に続いている

家族の誰かがアレルギー症状や喘息に悩まされている場合、室内に浮遊するカビの胞子が原因になっていることがあります。

床下のカビが発生していると、気づかないうちに室内にも胞子が流れ込み、呼吸器系に悪影響を与えるのです。

冬になると結露がひどくなる

床下の湿気と室内の温度差が大きくなると、フローリングの裏や断熱材で結露が発生しやすくなります。この結露もカビの好物。

結露対策をしても改善しない場合は、床下の湿気が関係しているかもしれません。

【5】築年数や地域特性によるリスク

以下の条件に該当する家では、床下カビの発生リスクが高いとされています。

築10年以上の住宅(特に木造)

ベタ基礎や気密性の高い住宅

湿度の高い地域(日本海側、山間部、川の近くなど)

以前に白アリ被害があった家

雨水が建物に流れ込みやすい土地の家

こうした住宅では、一見問題がなさそうでも床下でカビが進行していることが多々あります。

【6】プロの床下点検でしか見えないポイント

セルフチェックも重要ですが、本当に正確な診断にはプロの目が必要です。

プロの点検では、

カビの種類や範囲の特定

腐朽や構造材の劣化診断

湿度・含水率の測定

換気状態や断熱材の劣化状況の把握

といった高度な調査を行い、カビだけでなく再発の原因までも明らかにします。

「においが気になる」「床が不安定」「湿気が多い」と感じたら、一度は専門業者による無料点検を受けてみることをおすすめします。

床下の異常は“小さなサイン”から始まっている

床下カビは、発生した時点ではほとんど音も出ず、目にも見えません。

しかし、そこには必ず「におい」「床の変化」「空気の質」「健康の変化」など、小さな異常のサインが出ています。

これらを見逃さず、早い段階で気づくことができれば、大きなリフォームや健康被害を未然に防ぐことができます。

✅ 床下セルフチェックまとめ(簡易リスト)

家の中がカビ臭い・湿っぽい

床がギシギシ音を立てる、沈む

クローゼットや押し入れがカビくさい

床下の木部が黒く変色している

アレルギーや咳が続く

築10年以上経過している

1つでも当てはまったら、床下カビが進行している可能性があります。

においと空気でわかる?床下や室内に潜む“カビのサイン”を見逃さない!

においや空気感に注目!気づきやすいポイントや見極め方を解説

 

カビが出す「におい」はどんなもの?

カビの存在を知らせる最もわかりやすいサインが、独特のにおいです。

▼ こんなにおいがしたら要注意!

濡れたダンボールのようなにおい

古い本のようなカビ臭

地下室のようなじめっとした空気感

ほこりっぽさと酸味が混じったようなにおい

クローゼットや押入れからする、モワっとしたにおい

これらは、「MVOC(微生物揮発性有機化合物)」と呼ばれるカビが放出する化学物質が原因です。においの種類はカビの種類や繁殖場所によって違いますが、共通しているのは「不快で違和感のあるにおい」であること。

一度気になると、家の中で落ち着けなくなるような不快感が続くのが特徴です。

においだけじゃない!空気感でわかる“カビの気配”

カビは空気中に目に見えない胞子を放出しています。これらが室内の空気に混ざることで、におい以外にも次のような感覚的な違和感として現れることがあります。

▼ 空気が「重く」感じる

部屋に入った瞬間、「モワッ」とした湿気のような、空気の重さや圧迫感を感じたら要注意。これはカビの胞子や湿気が充満している可能性があります。

▼ 喉や鼻がイガイガする

カビの胞子は**アレルゲン(アレルギーの原因)**としても知られており、空気中に浮遊することで以下のような体調の変化を引き起こすことがあります。

鼻づまりやくしゃみ

喉の違和感、咳

目のかゆみや充血

軽い頭痛や倦怠感

特に「家にいると症状が出て、外に出るとラクになる」という場合、室内にカビがあるサインと考えて間違いありません。

床下からのサインも“空気”が教えてくれる

カビのにおいや湿気は、床下からじわじわと上がってきます。普段の生活の中でも、**床やフローリングから伝わる「空気の違い」**を感じ取ることができます。

▼ 気をつけたいポイント

フローリングのすき間からカビ臭が上がってくる

朝起きたとき、床がひんやり湿っているように感じる

湿気取りがすぐにいっぱいになる

梅雨の時期だけ特定の部屋がジメジメしている

これらの現象は、床下の湿気やカビが影響しているケースが多く、見えない部分の危険信号と言えます。

住む人の体が教えてくれる「カビのサイン

カビの空気を吸い続けることで、健康面にもさまざまな不調があらわれます。

▼ こんな症状はありませんか?

子どもがよく咳をする、喘息が悪化した

朝起きた時にのどが痛い、鼻がつまっている

慢性的にだるさや頭痛がある

皮膚がかゆくなる(アトピー悪化)

特に、**カビに敏感な人(アレルギー体質、免疫が弱い人など)**はすぐに反応が出やすく、「なんとなく調子が悪い」が続いているような場合、カビを疑ってみることも大切です。

においや空気で異変を感じたら、まず確認したい場所

「なんとなくカビっぽい」と思ったら、まずは以下の場所をチェックしてみましょう。

押入れ・クローゼットの中

床下収納・畳の下

北側の部屋(湿気がこもりやすい)

浴室の外壁側や洗面所の裏

室内の隅やカーテンの裏

これらの場所は湿気がたまりやすく、換気もしづらいためカビの温床になりやすい場所です。

また、床下点検口があれば、専門家に依頼して床下の状態もチェックしてもらうのがベストです。

まとめ:においと空気の違和感を見逃さないことが家と健康を守る第一歩

カビは見えない場所でじわじわと繁殖し、においや空気感といった形で私たちにサインを送ってきます。

部屋のにおいが変わった

空気がこもる・重く感じる

体調がなんとなく優れない

そんな小さな違和感の積み重ねが、実はカビの初期症状だった…というケースは珍しくありません。

気になるサインがあれば、放置せずに早めの対応を。プロによる床下点検やカビ除去、防湿対策などを行うことで、家も体も安心して過ごせる空間を取り戻すことができます。

カビがもたらす「床」への変化

カビの発生が進むと、床の状態にもさまざまな変化が出てきます

フローリングの表面に黒ずみや白っぽいシミ

カビが床表面に発生すると、

黒カビ(黒い斑点や線状のシミ)

白カビ(粉っぽくて白い膜)

青カビ(くすんだ青緑色のシミ)

などの変色や模様が浮き出るようになります。

特に湿気がたまりやすいキッチン、脱衣所、窓際、北側の部屋などで多く見られます。

床材の浮き・反り・めくれ

湿気によって床材の含水率が上昇すると、木材が膨張して床板が反る・浮く・めくれるなどの変形が起こります。これがカビの繁殖とセットで進むと、床がふわふわしたり、沈み込んだりすることもあります。

【よくある症状】

歩くと「ミシミシ」と音がする

足元が柔らかく沈む感じがする

フローリングの目地が浮いてきた

カビ臭が足元から立ちのぼる

床下にカビがあると、床材を通してカビ臭が室内に上がってくることがあります。特に無垢材や古いフローリングはにおいが染み込みやすく、日中でもモワッとしたにおいを感じやすいです。

カビがもたらす「建具」への変化

室内にあるドア・引戸・ふすまなどにどんな変化がでてくるのでしょう?

カビがもたらす「建具」への変化

「建具」とは、室内にあるドア・引き戸・襖・クローゼットの扉・窓枠など、動く仕切りや装飾を指します。木製や合板でできている建具は、湿気やカビに非常に弱い素材です。

① 表面にカビが浮き出る

特に襖やクローゼットの扉は、空気がこもりやすく、湿気も逃げにくいためカビが発生しやすい場所。表面にポツポツと黒い点々が出る、白い粉を吹くようになるといった変化が見られます。

和室の障子枠や襖紙の裏側も要注意です。

② 開け閉めがしにくくなる

カビが原因で建具の木材が膨張・変形し、建具の可動性に支障が出るケースもあります。

引き戸がレールに引っかかる

ドアの開閉時にギシギシ音がする

クローゼットの扉が固くなる

このような症状が出た場合、木が湿気を吸って膨らんでいるサインであり、内部にカビが進行している可能性が高いです。

③ 内部にカビが繁殖していることも

押入れやクローゼットの中の棚板・背板・底板などは、外から見えにくい分、カビの繁殖に気づきにくいです。

【よくあるパターン】

押入れの布団がカビ臭い

クローゼットの洋服が湿っている

木の棚に粉のような白カビが…

こうしたケースでは、空間全体にカビの胞子が広がっていることも。収納物にも被害が及ぶため、早期対処が必要です。

 カビによる床・建具の劣化を防ぐには?

日頃からできることでカビの発生を予防しよう!

定期的な換気と除湿

晴れた日はクローゼットや押入れの扉を開けて風を通す

除湿器や調湿剤を設置して湿気をためないようにする

表面のカビは早めに除去

アルコール系の除菌スプレーや、防カビ洗剤を使用

ただし木材を傷めないように目立たない場所で試してから使用するのが安全

ひどい場合は専門業者に相談

床下まで湿気やカビが進行している場合、床下の点検や防カビ施工が必要になることも。

建具の膨張や歪みがひどければ、一部交換や調整が必要になるケースもあります。

まとめ:カビが「家の顔」をゆっくりと蝕む

床や建具は家の中でも目に見える大事な部分。カビは見た目の美しさだけでなく、使い勝手や健康にもじわじわと影響を与えていきます。

「においが気になる」「扉の開け閉めが固い」「床が浮いている」
そんな些細なサインも、実はカビからの警告かもしれません。

少しでも違和感を覚えたら、早めの確認・対策をおすすめします。カビを放っておくと、家の資産価値も健康もじわじわと失われてしまいます。

床下というのは、普段目にすることのない場所ですが、実は家の土台を支える最も重要な空間です。そしてそこに湿気がたまれば、カビが発生しやすくなり、放置していると家そのものを少しずつむしばんでいきます。

床下のカビの怖いところは、「目に見えないから気づきにくい」「気づいたときには被害が進行している」という点です。カビ自体は木材を直接溶かすわけではありませんが、カビが生えた環境というのは常に高湿度状態。その結果、木材の強度を低下させる腐朽菌(ふきゅうきん)や、建物を食べるシロアリの発生につながっていくのです。

湿った木材にカビが生え、それが原因で腐朽菌が繁殖すれば、柱や土台といった家の基礎部分がボロボロになっていきます。放っておけば、床がたわむ、きしむ、沈む、最悪の場合にはリフォームや補強工事が必要なレベルにまで発展することも。さらに、そこへシロアリが加われば、ダメージは一気に深刻化します。

また、床下に生えたカビは、空気中に胞子を放出するため、家の中の空気にも悪影響を与えます。カビ臭が室内に上がってくるだけでなく、アレルギーや喘息など、健康被害の原因になることもあります。特に小さなお子さんや高齢の方、免疫力が弱っている方には注意が必要です。

こうした床下のカビ被害を防ぐには、「湿気をためないこと」「早めに気づくこと」「プロの手を借りること」がポイントです。

まずできることは、床下の湿気対策です。例えば地面からの湿気を防ぐために防湿シートを敷く、通気口をふさがないように整備する、床下換気扇を設置するなどの工夫があります。また、除湿剤や調湿材(ゼオライト・珪藻土など)を床下に置くことで、湿気を一定に保つことも効果的です。

次に大切なのが、床下の状態に早く気づくこと。押入れやクローゼットの下からにおいがする、床がペタペタする、カビっぽい空気を感じるといった違和感は見逃さないようにしましょう。もし不安を感じたら、自分で床下点検口からのぞいてみるのも一つの手です。ただし、暗くて狭い床下は危険もあるので、可能であればプロの業者に点検を依頼するのが安心です。

そして、すでにカビが発生していた場合は、早急な除去と再発防止策が必要です。洗浄・除菌・防カビ処理などの基本対策に加え、傷んだ木材は部分的に交換や補強を行う必要がある場合もあります。また、同時にシロアリの点検と防除も行えば、家を守るための総合的な対策になります。

床下のカビは、一見地味で目立たない問題に思えますが、放っておくと家の寿命を縮め、資産価値を落とし、健康にも影響する厄介な存在です。逆に言えば、ここをきちんと管理しておけば、家を長く快適に使い続けることができるということでもあります。

大切なのは、「見えない場所にこそ気を配る」という意識です。床下の環境を整えることは、住まい全体の安心にもつながります。最近なんとなく湿気が多い、においが気になる、と感じたら、まずは一度、床下を疑ってみることから始めてみてください。

家をむしばむカビに、早めの対策を。
あなたの家と家族の健康を守るために、今できる一歩を踏み出してみませんか?

いつでもご相談お待ちしています!

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