春に要注意!床下のカビが家と健康に与える影響とは?
2025/04/03
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
春は、私たちにとって過ごしやすく、心地よい季節ですが、実は住まいにとっては要注意の季節でもあります。特に「床下のカビ」は、春の気温と湿度の上昇によって一気に繁殖しやすくなるため、家の構造や住む人の健康に大きな影響を与える可能性があります。
本記事では、春に床下でカビが発生しやすい理由や、カビがもたらすリスク、そして今すぐできるカビ対策について詳しく解説します。
なぜ床下にカビが発生し、家や人にどんな影響が出るのか
暖かくなり湿度が高くなるとカビは繁殖しやすく様々な影響え及ぼします
春にカビが発生しやすい理由
春になると、冬の寒さが和らぎ、徐々に気温が上昇していきます。同時に、雪解け水や春の長雨などで空気中の湿度が上がる時期でもあります。この「暖かくて湿度が高い」状態は、カビにとって絶好の繁殖環境です。
特に床下は日光が当たらず風通しが悪いため、湿気が溜まりやすい構造になっています。冬の間に乾燥していた床下も、春になると一気に湿気がこもり、気づかぬうちにカビが発生してしまうのです。
床下のカビがもたらす被害
カビが床下に発生すると、見た目の問題だけでなく、住まいや健康にも深刻な影響を及ぼします。
1. 家の構造へのダメージ
カビが木材や断熱材に付着して繁殖すると、木材の強度が低下し、家の耐久性が損なわれます。放置しておくと、シロアリの発生リスクも高まり、家全体の劣化が進んでしまいます。
2. 健康被害
カビの胞子は空気中に舞い上がり、室内に侵入することも。これを吸い込むと、喘息やアレルギー、皮膚炎などの健康トラブルを引き起こすことがあります。特に、小さな子どもや高齢者、アレルギー体質の人は要注意です。
3. 悪臭やカビ臭
床下から上がってくるカビ臭は、部屋全体に広がり、快適な生活空間を損ないます。消臭剤では根本的な解決にはならず、原因となるカビの除去が必要です。
カビを予防するためにできること
春を迎える前に、または春の早い段階でカビ対策を行うことが重要です。以下のような方法を取り入れることで、床下の湿気とカビを効果的に防ぐことができます。
1. 床下の換気を見直す
換気口が塞がっていたり、設計的に風が通りにくい構造になっている場合は、改善が必要です。可能であれば、床下換気扇を設置することで空気の流れを作り、湿気を抑えることができます。
2. 防湿シートを敷く
地面からの湿気を遮断するために、床下の土に防湿シートを敷く方法があります。ホームセンターなどでも購入でき、施工も比較的簡単です。
3. 定期的な点検・掃除
年に1〜2回は床下の状況をチェックし、湿気やカビの発生状況を確認しましょう。専門業者による点検を依頼すれば、より詳細に状態を把握できます。
4. 除湿剤・調湿材の設置
市販の除湿剤や調湿材を床下に設置するのも効果的です。特に高湿度になりやすい時期や地域では、簡単にできる対策としておすすめです。
5. 雨どいや排水の見直し
家の外周にある雨どいや排水溝が機能していないと、地面に水が溜まり、床下の湿度が上がる原因になります。定期的に掃除し、雨水がスムーズに流れるようにしましょう。
春にカビが発生する理由
春になり暖かくなると床下の環境も変化します
1. 気温と湿度の急激な変化
カビの発生には「温度」「湿度」「栄養源」「酸素」の4条件が必要です。その中でも「温度」と「湿度」が大きな要素です。
春になると、外気温が上昇し、冬の間冷たかった地面や床下の空気も徐々に暖かくなっていきます。特に3月〜5月は日中と夜間の気温差が大きく、日中の温かい空気が床下に侵入することで、冷たい床下の表面に結露が発生しやすくなります。この結露が床下の湿度を上昇させ、カビが好む環境を作り出します。
また、春は梅雨の直前でもあり、4月以降は降雨量も増加傾向にあります。雨水が基礎の通気口や周囲の地面から染み込み、床下の湿度をさらに高めることもカビの発生要因となります。
2. 冬の間に蓄積された湿気
冬の間、住宅では暖房が使われることで屋内と屋外の温度差が大きくなり、床下にも湿気がたまりやすくなります。特に換気が不十分な住宅では、床下に湿気がこもり、乾燥しきらないまま春を迎えます。
春先は気温が上がることでカビの繁殖に適した20〜30℃に達し、冬の間に蓄積された湿気と相まって、カビが一気に増殖するきっかけとなるのです。冬の間は寒さでカビの活動が鈍化していても、春の気温上昇とともに再び活発になります。
3. 通気性の問題と構造的要因
日本の住宅では床下の通気性を確保するために換気口や基礎パッキンが設けられていますが、経年劣化や周囲の植栽、設計不備などにより、思うように換気が機能していないことがあります。特に密閉性の高い住宅や、床下が土壌のままである「布基礎」タイプの住宅では、湿気がたまりやすくカビの温床になりやすいのです。
さらに、床下に断熱材がある場合、その断熱材が湿気を吸ってしまい、乾燥しにくい環境を作ってしまうこともあります。これにより断熱材自体がカビの栄養源となってしまい、長期的にカビの繁殖地となるケースもあります。
4. 生活習慣の影響
春は引っ越しやリフォームのシーズンでもあります。家具の移動や新しい生活スタイルの導入により、床下の換気経路が変わったり、床下収納の使い方が変化することで、通気性に影響を与える場合があります。また、花粉対策や黄砂対策で窓を閉め切ることが多くなると、室内の換気不足が床下に影響を与える可能性もあります。
加えて、春先は洗濯物を室内干しにする家庭も多く、室内の湿気が上昇し、その一部が床下へ流れ込むことで、カビの繁殖を助長する場合があります。
5. 微生物とカビの季節的な活動
カビは微生物の一種であり、外気中にも常に存在しています。春になると自然界の微生物全体が活性化し、胞子を飛ばし始めます。これらの胞子が換気口や隙間から床下に入り込み、湿度や温度が整っているとすぐに繁殖を始めます。
特に木材や断熱材、土壌などが栄養源となるため、床下はカビにとって非常に好条件な環境と言えます。春はまさにその条件がそろう時期なのです。
6. 対策と予防法
春のカビ対策としては、まず床下の定期的な点検と換気が重要です。以下のような対策が効果的です。
床下換気扇の設置:強制的に空気を循環させることで、湿気がこもるのを防ぎます。
調湿材の利用:備長炭や珪藻土など、湿度を一定に保つ効果のある資材を床下に敷設する。
防カビ剤の散布:安全性の高い天然成分由来の防カビ剤を使用することで、カビの繁殖を抑制。
雨水の侵入防止:基礎のヒビや換気口の状態を確認し、必要に応じて補修する。
断熱材の点検:湿気を吸ってカビの原因になっている断熱材がないか確認し、適切なものに交換する。
カビが家の構造に与えるダメージとは?
床下のカビが家に与える影響にはさまざまなものがあります
カビが家の構造に与えるダメージとは?
カビそのものは微生物ですが、家の木材や断熱材をじわじわと劣化させる厄介な存在です。床下で発生したカビは、以下のような形で住宅の構造に悪影響を与えます。
1. 木材の強度低下
床下には、家を支える土台・大引き・束柱などの構造材があります。これらは多くの場合、木材でできており、湿気を吸収しやすい性質を持ちます。
カビの侵食でどうなるか?
カビが木材に根を張ることで、内部まで腐朽菌が広がる土壌になります。
木材腐朽(もくざいふきゅう)が起こると、木材がボロボロになり、強度が半減以下になることも。
最終的には床が沈む・傾く・きしむなど、構造的な異常が現れることがあります。
2. シロアリの誘引リスクが上がる
湿気とカビがある環境は、シロアリにとって好都合な生息地です。
カビ → 湿気 → シロアリ、という悪循環
シロアリは乾燥した木材には近づきませんが、湿った木材は格好のエサになります。
カビが生えている=湿っている証拠なので、カビの発生がシロアリ被害の引き金になるケースは非常に多いです。
シロアリが木材を食い荒らすと、建物の耐震性にも深刻な影響が出ます。
3. 断熱材・防音材の劣化
床下に使われている断熱材(グラスウールやウレタンなど)は、湿気を吸うと以下の問題が起きます:
断熱性能が著しく低下
カビが内部で繁殖し、悪臭やカビ臭の原因に
一度濡れてカビが生えた断熱材は基本的に交換が必要
これにより、冷暖房効率が悪くなったり、光熱費が増えるといった副次的なダメージも発生します。
4. 金属部品のサビ・腐食
木材だけでなく、床下には金具・ボルト・鋼材などの金属部品も使用されています。カビがある=湿気があるという状態なので、金属にも次のような悪影響が出ます。
サビの発生・進行
締結部分のゆるみや強度不足
最悪の場合、構造部品の機能停止
5. 床材やフローリングへの影響
床下からの湿気とカビは、最終的に室内のフローリングや畳などにも影響を与えることがあります。
床の浮き・反り・きしみ
フローリングの変色やカビ斑点の発生
床が冷たく感じる(断熱が効いていない証拠)
ダメージを防ぐためには?
家の構造を守るためには、以下のポイントを押さえておくと安心です。
対策
・床下の定期点検
年に1回は専門業者に依頼し、湿気・カビのチェックを
・換気の改善
換気口の確認・床下換気扇の導入
・防湿対策
防湿シート、調湿材の設置
・湿度管理
室内の湿度コントロールも間接的に有効
・早期対応
カビ臭や床の異常を感じたらすぐ相談
床下の状況は確認しくいものです。もし具体的な症状や気になる点があれば、専門家に一度相談してみてください。
床下のカビがもたらす健康被害とは?
床下のカビが健康に与える影響にはさまざまなものがあります
床下のカビがもたらす健康被害とは?
床下のカビは、直接目に見えない場所で静かに繁殖しますが、その胞子やカビ臭は空気中を通じて室内にまで入り込み、住む人の健康に深刻な影響を与えることがあります。特に、呼吸器系・アレルギー・皮膚・精神面など、多方面にわたる被害が確認されています。
1. アレルギー症状の悪化
床下から舞い上がったカビの胞子やカビの代謝産物(マイコトキシン)が空気中に広がることで、以下のようなアレルギー症状が出やすくなります。
主な症状:
鼻水・鼻づまり(アレルギー性鼻炎)
くしゃみ・目のかゆみ
慢性的な咳やのどの違和感
肌荒れ・湿疹・アトピー性皮膚炎の悪化
特に小さな子どもや高齢者、アレルギー体質の方は敏感に反応しやすいため注意が必要です。
2. 喘息・気管支炎のリスク増加
カビの胞子を吸い込むと、気道に炎症を起こしやすくなるため、以下のような呼吸器疾患のリスクが高まります。
喘息の発作を誘発
慢性気管支炎
咳が止まらない「咳喘息」
子どもの「小児喘息」の悪化
特に、春先から梅雨にかけての時期は空気中のカビ濃度が上がりやすく、症状が強く出る傾向があります。
3. シックハウス症候群の一因に
床下のカビは、「シックハウス症候群(化学物質過敏症)」の原因のひとつとも言われています。シックハウス症候群は、住宅内にある有害な化学物質やカビ、ホコリなどによって引き起こされる健康障害の総称です。
主な症状:
頭痛
めまい
倦怠感
吐き気
集中力の低下
特に新築やリフォーム後で換気が不十分な住宅では、カビとその他の要因が重なり、より強く影響を受けるケースもあります。
4. 精神面への影響
意外かもしれませんが、カビによる健康被害は精神面にも現れます。長期間にわたってカビ臭や体調不良が続くことで、以下のような状態に陥ることも。
不眠・睡眠の質の低下
イライラや集中力低下
気分の落ち込み(軽度のうつ状態)
これは、カビによる環境ストレスや慢性炎症が、自律神経やホルモンバランスに影響を及ぼすためだと考えられています。
5. 免疫力の低下
継続的にカビのある環境にいると、体は常に異物と戦う状態になります。これにより免疫が疲弊し、以下のような影響が出ることがあります:
風邪をひきやすくなる
疲れやすくなる
回復力が落ちる
慢性炎症(腸内環境の悪化など)
特に、体力が落ちている方や持病がある方にとっては、重大な健康リスクとなりかねません。
床下のカビは見えないところで広がり、家そのものだけでなく、住んでいる人の健康にもじわじわと悪影響を与えます。アレルギーや喘息、シックハウス症候群といった病気を引き起こすだけでなく、心の健康にも関わってくる深刻な問題です。
違和感や不調を感じたら、「もしかして床下のカビ?」と疑ってみることも大切です。
床下のカビがもたらす悪臭・カビ臭について
カビ臭いにおいには注意が必要です
床下のカビがもたらす悪臭・カビ臭について
床下から漂ってくる“なんとも言えないカビ臭さ”や“湿ったようなにおい”――それは、単なる「ニオイの問題」ではなく、カビが繁殖しているサインです。この悪臭には健康・快適性・住宅の価値にも影響があるため、早めの対応が必要です。
1. カビ臭の正体は「MVOC(微生物揮発性有機化合物)」
カビは成長・繁殖する過程で、「MVOC(Microbial Volatile Organic Compounds)」という揮発性の有機化合物を放出します。これが鼻にツンとくる独特のカビ臭の正体です。
MVOCの特徴:
酢酸のような刺激臭
土臭い、カビ臭い、湿ったダンボールのようなにおい
低濃度でも人間は敏感に感知する
におい成分は空気中に揮発し、室内にまで拡散してきます。つまり、「床下のカビ臭=家の中の空気の質の低下」を意味しています。
2. においはどこから上がってくるの?
床下のカビ臭は、主に以下の経路から室内に侵入します:
発生源
床下のカビ
換気システム
壁の内部
特に気密性の高い住宅では、においがこもりやすく逃げにくい傾向があります。
3. 悪臭がもたらす生活・心理への影響
▼ 日常生活の不快感
食事中にカビ臭が気になる
洋服や布製品ににおいが移る
来客時に「におう家」という印象を持たれる
▼ 健康・心理面への影響
吐き気・頭痛・気分の悪化(においによる不快刺激)
ストレスや睡眠の質の低下
シックハウス症候群の一因に
「におい」は脳に直接作用するため、快適性を大きく左右する環境要因なんです。
4. 市販の消臭剤では根本解決にならない理由
消臭スプレーや芳香剤で一時的にカビ臭を和らげることはできますが、あくまで**「においをごまかしている」**だけです。カビの根が生きている限り、においは再発します。
根本解決には、「発生源(床下のカビ)を取り除くこと」が絶対条件です。
5. カビ臭を根本からなくすための対策
① カビの除去
床下に実際にカビが発生している場合、専門業者による除去・洗浄・殺菌処理が有効です。
自分でやるのは難しいので、プロに任せたほうが確実です。
② 換気の改善
床下に十分な換気がされているかチェック
必要なら床下換気扇の設置や通気口の見直しを
③ 防湿・防カビ処理
床下の土に防湿シートや調湿材を設置することで、再発を防止
木材には防カビ剤を塗布するのも効果的
④ 室内の空気改善
カビ用のHEPAフィルター付き空気清浄機を使う
においを吸着する活性炭フィルターもおすすめ
においはカビの“警告サイン”
床下から上がってくるにおいは、「カビが見えないところで繁殖してますよ!」という住まいからのSOSです。においを感じたら、見た目がキレイでも、カビがすでに広がっている可能性大。
長期間放置すると、家の構造や健康、日常の快適さすべてに悪影響を与えてしまいます。早めの調査と対策が、あなたの暮らしと家を守るカギです。
じめじめ床下にさようなら!カビ知らずの家にするコツ
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カビが生えている床下の換気改善は、湿気と空気の流れをしっかりコントロールすることがカギになります。
基本的な換気改善の方法
1. 床下換気口の点検と清掃
換気口が塞がれていないか確認(ごみ・植物・物置などでふさがれてない?)
必要なら換気口を増設することも検討
2. 床下換気扇の設置
自然換気だけでは不十分な場合は、強制換気(床下換気ファン)を導入
タイマー付きや湿度センサー連動の製品がおすすめ
3. 床下の湿度管理
地面が土の場合、**防湿シート(防湿フィルム)**を敷く
さらに砂利(防湿用)を敷いてシートを固定すると効果アップ
4. 周囲の排水・雨水対策
雨どいの排水が床下に流れ込んでいないか確認
建物周辺の勾配をチェックして、水が床下に流れ込まない設計にする
カビ対策としての注意点
カビが既に発生している場合は、専門業者による除去作業も検討してください。
放置すると構造材が腐食したり、シロアリのリスクも高まります。
検討中にDIYで床下に潜る場合は、防塵マスクと手袋を忘れずに!
床下に水がたまらないようにするには—カビ対策の基本と実践
床下に水を溜めないことが大切です!
住宅の床下は、湿気がこもりやすく、水がたまりやすい場所です。長期間放置すると、カビの発生や木材の腐朽、さらにはシロアリの被害につながり、住宅の寿命を大きく縮める原因となります。そのため、床下の水たまりや湿気を防ぐことは、快適で安全な住環境を維持するために非常に重要です。ここでは、床下に水がたまらないようにするための具体的な対策と、カビを防ぐ方法を紹介します。
床下の湿気・水たまりの原因を知る
まずは、なぜ床下に水がたまるのか、原因を知ることが大切です。主な原因は以下のとおりです。
地面からの湿気の上昇(蒸発)
排水管や給水管の水漏れ
外部からの雨水の侵入
床下換気の不良
住宅の立地(低地、傾斜地など)による水はけの悪さ
これらの要因が複合的に関係して、床下に湿気や水がたまりやすくなります。
床下に水をためないための対策
(1)換気口の確保と風通しの改善
床下に十分な換気がされていないと、湿気がこもってしまいます。次の点を確認しましょう。
基礎部分にある換気口がふさがれていないか(物置や雑草などに注意)
換気口の数が足りているか(1つの換気口では不十分)
床下換気扇の設置を検討する(特に風通しの悪い構造の家)
換気を良くすることで、湿気の滞留を防ぎ、カビや腐朽菌の発生を抑えることができます。
(2)防湿シートやコンクリートによる地面の覆い
床下の地面がむき出しになっている場合、そこから水分が蒸発して床下の湿度を高めます。その対策として有効なのが防湿シートの敷設です。
厚手のポリエチレンシートなどを地面全体に敷き詰める
隙間をできるだけ作らず、シート同士は重ねて密着させる
さらに湿気対策を強化したい場合は、防湿コンクリートを打設する
これにより、地面からの湿気の上昇を大幅に抑えることができます。
(3)排水・雨水対策の徹底
外からの水の侵入を防ぐには、以下のポイントが重要です。
雨樋(あまどい)や排水管が正常に機能しているか確認する
家の周囲の勾配を整備し、水が建物に向かわないようにする
雨水が床下に入り込まないよう、基礎の立ち上がりを点検する
家の周囲に暗渠排水(あんきょはいすい)や排水溝を設ける
特に大雨の後や雪解けの季節には、雨水の排水経路が確保されていないと、床下に大量の水が流れ込むことがあります。
(4)配管の点検とメンテナンス
床下には給排水の配管が通っているため、これらに水漏れがあると、気づかないうちに湿気がこもります。
定期的に水道代をチェックし、異常があれば漏れを疑う
床下点検口から配管を確認し、水滴や湿りがないかを見る
必要であれば専門業者に点検と補修を依頼する
カビの発生を防ぐために
水分と湿気がある環境では、カビが繁殖しやすくなります。カビの発生を防ぐには、以下の点に注意が必要です。
湿度を60%以下に保つ
木材表面の通気を良くする
カビ防止剤の使用を検討する(天然成分のものもある)
定期的に床下点検を行う(半年~1年に1回)
特にカビは目に見えないところで増殖を始めるため、見えるころにはすでに広がっている可能性があります。定期的なチェックが最も重要です。
専門業者に相談するタイミング
自分で対応しきれない場合や、すでにカビ臭がする、木材が湿っているなどの兆候がある場合は、早めに専門の業者に相談するのが賢明です。シロアリや腐朽菌が発生している場合、早期発見が家を守るカギとなります。
春先にはっせいする床下のカビについて~まとめ~
床下の環境を整えることで防げることがたくさんあります
春先に発生する床下のカビについて~まとめ~
春は日本の四季の中でも特に気候が変わりやすく、温暖で湿度も高まりやすい季節です。特に3月から5月にかけては、冬の寒さが徐々に緩み、日中の気温が上昇する一方で、朝晩は冷え込む日も多く、空気中の湿気が床下や壁内にこもりやすくなります。このような環境条件は、カビの発生・繁殖にとって非常に好都合です。特に床下は、日光が差し込まず風通しも悪いため、カビが繁殖しやすい条件が揃っており、春先には注意が必要です。
床下のカビが発生する主な原因は、湿度の上昇と換気不足です。日本の多くの住宅では床下の通気性が十分でない場合が多く、地面からの湿気や、建物内部から流れ出る生活排水の漏れ、雨水の侵入などが原因で湿気がこもりがちです。春になると地面が温まり、蒸発する水分量が増えるため、床下の湿度は一層高まります。この湿気を放置すると、カビが繁殖しやすい環境が形成され、木材や断熱材、さらには構造材にも影響を及ぼします。
カビの発生は見た目の問題だけでなく、住環境の衛生面や建物の耐久性にも深刻な影響を与える可能性があります。カビの胞子は空気中に飛散しやすく、床下から室内にまで入り込むことがあります。これにより、住人の健康に悪影響を与える恐れがあり、特にアレルギー体質の人や小さな子ども、高齢者にとっては、呼吸器系の症状や皮膚疾患を引き起こすリスクが高まります。また、カビが木材に侵食を進めると、住宅の構造そのものを劣化させる恐れがあり、最悪の場合、床の沈みや傾きといった重大な問題に発展することもあります。
こうした事態を未然に防ぐためには、春先の床下環境の管理が非常に重要です。まず第一に、床下の換気状態をチェックし、必要に応じて換気口の設置や機械換気の導入を検討することが求められます。次に、床下に湿気が溜まりやすい構造になっていないか、地面が露出している場合は防湿シートを敷くことで、湿度の上昇を抑えることができます。また、雨どいの詰まりや基礎周りの水はけの悪さが原因で雨水が床下に流れ込む場合もあるため、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
さらに、床下のカビ対策には、防カビ剤の散布や、カビを抑制する建材へのリフォームも有効です。最近では、防カビ・防腐性能を持つ木材や断熱材も流通しており、床下リフォーム時にこうした材料を使用することで、カビの発生を抑制できます。また、既にカビが発生してしまった場合は、専門の業者による除去と再発防止の処置が必要です。自己判断での処理はカビ胞子の飛散を招き、かえって被害を広げてしまう可能性があるため注意が必要です。
最後に、日常的な予防策としては、春先に限らず年に一度は床下の点検を行う習慣をつけることが望ましいでしょう。点検の際には、湿気のこもり具合、木材の状態、カビ臭の有無などを確認し、異常があれば早期に対処することが大切です。
まとめると、春先は床下にカビが発生しやすい時期であり、換気・湿度管理・定期点検などを通じた予防と、万が一発生した場合の迅速な対応が必要です。床下は目に見えにくい場所ですが、住まい全体の健康を守るためには非常に重要なポイントであり、季節の変わり目には特に意識して管理することが求められます。
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